シグナスグリファス 純正シートの加工 Vol.2

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アラカン

クッションを削る工具としてアラカンを使いますが

刃の形状は平刃だけで良いと思います。

 
シグナスグリファス純正シート加工

それではクッションを削っていきますが

削る量にもよりますが

腕が筋肉痛になるくらいそこそこしんどいですよ。

最初は深く削るので

とにかく力を使ってアラカンをしっかり押しつけて削り

仕上げは力を入れずに表面をなでるように削ると

クッションの表面が綺麗になりますよ。

仕上げの時はアラカンの刃を逆さにして削っても良いですね。

 
シグナスグリファス純正シートクッション

という事でこんな感じに仕上がりました。

車体に借り付けして実際に座って状態を確認しながら

削る量やクッションの形状を微調整出来れば完璧ですが

なんせ削りカスが大量にあるのでなかなか厄介ですね。

 

納得した所までクッションが削れたら

クッションとビニールの間に入り込んだ

削りカスを綺麗に掃除します。

 

クッションをビニールで覆って元に戻しますが

最初に切った所を適当なテープを使って塞ぎます。

今回は梱包テープを使いました。

 

最後にシートカバーを覆って固定し直します。

 
タッカーとステープル

シートカバーを固定するのにタッカーを使いますが

出来るだけ大型のタッカーを使った方が

打ち込むときのパワーがあるので失敗しにくいです。

それにステープルをセットして使いますが

大抵のタッカーにはステープルが付属していますね。

ただ、作業に慣れていないと失敗する可能性が高いので

予備のステープルは多めに持っておいた方が良いですね。

あと、シグナスグリファスのシートでは

ステープルの足の長さは短めの6mmを使うのをお勧めします。

 

元々固定してあったステープルは黒色なので

標準的なシルバーのステープルを使う場合は

このように油性マジックで黒く塗ると目立ちにくくなりますが

塗る前にシリコンオフでしっかり拭いた方が良いですね。

 
バイクシートタッカー打ち

タッカーを使ってステープルを打ち込んでいきますが

作業のコツとしては

作用反作用の関係なのでステープルを打ち込む瞬間は

タッカーの先端部分をシートの骨組みに

しっかりと押し込んでおく必要があるので

写真のように台や地面にシートを置いて

タッカーに体重を乗せられる状態で作業を行った方が楽ですよ。

少しでも打ち込む瞬間にタッカーが動いてしまうと

打ち込むエネルギーがタッカーの方に返ってくるので

ステープルのツメ部分が曲がって失敗になります。

あと、シートカバー表面にシワがよらないように

ステープルを打ち込む時は

カバーを少し引っ張りながら打ち込むので

とりあえず最初は飛び飛びでステープルを打って

カバーを仮止めする感じにした方が作業の効率が良いですね。

 
バイクのシートカバー張り

特に注意したい所がシートのサイド部分で

骨組みの肉厚が薄いので

タッカーを打ち込む角度によっては

ステープルのツメが貫通してシートのサイドから

飛び出してしまいます。

タッカーの角度を少し立て気味にして

奥にあるクッション側に打ち込む感じで作業します。

6mmの短い足のステープルだと打ち込む角度は

それほどシビアにはならないですね。

 

ステープルを打ち込んだら必ず打ち込んだ先を指で確認して

ステープルのツメが横から飛び出していないかを確認します。

 

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