HONDA CRF250ラリー 社外品マフラーの消音 Vol.2

HOME - GARAGE - CRF250RALLY - Silent muffler

バッフルにフタをした時の走行テストを行ってみました。

上のメーターが純正マフラーで

下がバッフルにフタをしたLCIのショートマフラーです。

1速3000回転でピッタリ両方の映像を合わせて

加速性能の違いを調べましたが

1速~3速までのエンジン回転の上がり方は

純正マフラーとほぼ同じで

明らかに差が出たのは4速に入ってからでした。

時速110Km/h付近からはエンジン回転数では1マス分

時速では2Km/hほど純正マフラーの方が速いです。

この後もその差を保ったまま最高速に到達する感じでした。

フタがない状態では時速125Km/hあたりから

純正マフラーとの差が出ましたが

今回はそれよりも15Km/hほど低い領域から

差が出始めた感じですね。

この事から、サーキットさえ走らなければ

市街地や高速道路を走っても

純正マフラーとの差はほとんど感じないので

このショートマフラーの軽さだけを

存分に味わう事が出来ると思います。

 

次はさらなる消音性能を求めて

1次側(サイレンサーと中間パイプの間)にも

バッフルを入れてみたいと思います。

今回用意したのは南海部品の51ミリのバッフルです。

2段階で口径を選べますが

中のパイプを外してもっとも開いた状態で使います。

 

こんな感じでスポっと簡単に入ります。

 

そのままサイレンサー部分を取り付けるだけで

中間パイプがバッフルを押さえ込んでくれるので

特にバッフルは固定しなくても問題ありません。

バッフルの分厚さの分だけ差込部分が伸びる感じになるので

マフラーの全長が伸びましたね。

付属のスプリングでは少し伸びすぎるので

少し長めのマフラースプリングを使いました。

 

まずは排気音を聞き比べてみます。

SP忠男エキパイ+LCIショートフルチタン(フタ付きバッフル)

SP忠男エキパイ+LCIショートフルチタン
(入口バッフル+フタ付きバッフル)

今回はアイドリングの音量も確実に小さくなりましたね。

しかし、走行テストを行った結果・・

高回転域では明らかにエンジンの回転が重く感じられ

時速120Km/hあたりでは純正マフラーに対して

マイナス10Km/hとかなりの動力性能が落ちました。

やはり排気ガスがサイレンサー内で膨張する前に絞ってしまうと

こういう結果になりますね・・

性能はどうでもいいので静かに走りたいという

場合にしか使えないと思います。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5