HONDA CBR250RR ハイグリップタイヤの装着 Vol.2

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それではホイールからタイヤを取り外します。

まずはホイールを保護する為に

60cm×60cmくらいの分厚い敷物を地面に敷きます。

あと、ビードを落とす時にブレーキディスクの飛び出し分を

地面に接地させない為にも

ホイールを床から底上げするブロックが2つあれば便利ですが

特に無くても問題ないです。

 

タイヤを外す為のタイヤレバーは

先端がスプーン形状の物の方がホイールを傷つけにくいので

お勧めしています。

メジャーなのはKTCのタイヤレバーですが

写真のTONEのタイヤレバーの方が安いですよ。

3本あれば完璧ですが2本でもなんとかなります。

 

という事でタイヤの取り外し作業を始めます。

まずはタイヤの空気を抜きます

 

空気が抜けたらバルブからバルブコア(虫ゴム)を

専用工具を使って反時計回りに回して抜きます。

長い工具を使う場合はエアバルブを横に曲げながら作業します。

 

次にタイヤのビードをホイールから落とす作業を行います。

いきなりですがこれがタイヤの組み替え作業の山場で

タイヤによってはなかなか落ちてくれないので

一番難しいというかダルいです。

まずはタイヤのサイドウォールを2周分ほど足で踏んでほぐします。

運が良ければこれでビードが落ちるかも・・

 

次にタイヤレバーを使って足でタイヤを踏んでいる

すぐ真横のリムの内側に引っ掛けてタイヤを下に押します。

タイヤレバーのツメをリムの内側に引っ掛けて

テコの原理でタイヤを下に押す感じです。

ホイールにキズが付かないように適当な布を

タイヤレバーに巻いて使いますが

ホイールを無傷でやるにはかなり難しいと思います。

1ヶ所のビードが落ちれば後はそこから

踏みつけていくだけで片側全てのビードが落ちるので

裏側も同じようにビードを落とします。

 

お勧めというか絶対使って欲しいくらいなんですが

ビードブレーカーを使えば

片側10秒もかけずにビードを落とせますし

絶対にホイールにキズを付けたくないなら

ビードブレイカーを使った方が安心です。

これはバイク用のコンパクトなビードブレーカーですが

自動車のホイールにも使えますよ。

 

次はタイヤのビードをホイールのリムの外側に出すので

まずはホイールのリムとタイヤの境界に向かって1周分

シリコンスプレーを吹いておきます。

それからリムプロテクターを3つセットしてから

3本のタイヤレバーのツメを上向きにしてビードに引っ掛けます。

2本しか無い場合は2本だけ引っ掛けておきます。

予めタイヤレバーの裏表とリムプロテクターにも

シリコンスプレーを吹いておきます。

 

端に引っ掛けたタイヤレバーを起こして

ブレーキディスクに引っ掛けてキープしておきます。

 

次にセンターのタイヤレバーを起こしつつ

左端のタイヤレバーを起こせば1/4ほどのビードが

ホイールの外に外れます。

タイヤレバーが2本しかない場合は

センターのタイヤレバーを起こしたら

マイナスドライバー等をセンターのタイヤレバーの

真横に差し込んでタイヤレバーと差し替えます。

それから左端のプロテクターの所にタイヤレバーを差し込んで

うまくタイヤを引っ掛けて起こします。

すると上のような状態にもっていけます。

 

後は工具を外して手でタイヤを後ろから押すと全体が外に出ます。

 

それでも外れない場合は先ほど外した反対側に

リムプロテクターを付けてタイヤレバーを差し込んで起こせば

タイヤ全体が外れます。

 

次はタイヤの残りの半分をホイールの外に押し出して

完全にホイールからタイヤを外します。

まずはこんな感じでタイヤレバーを差し込みます。

写真ではちょいちょいリムプロテクターを使わずに

作業を行っていますがこれは撮影用で

工具をホイールに当てる時には

必ずリムプロテクターを使って下さい。

 

少し離れた所にもう一本タイヤレバーを差し込み

もう少し奧まで両方のレバーを差し込んでいきます。

キズが付かないようにホイールに触れないように

タイヤに押しつけながら差し込みます。

 

ホイールの裏側に回って

どちから片方のタイヤレバーを両手持ちして手前に引くと同時に

地面に向けて足でホイールを押すとホイールからタイヤが外れます。

ホイールを勢いよく蹴り飛ばさないように注意してください。

ホイールを地面に付けてやった方が確実ですね。

 

これでホイールからタイヤを取り外せました。

 

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